2011/06/04

READ THIS KIND OF BOOK


このニュース覚えてる?

日本の海上保安庁の巡視船に
中国漁船が衝突した映像が、
インターネットカフェから
流出した出来事。


この本は、尖閣ビデオを流した
本人、一色正春さんが、思いを
素直に打ち明けている。


「現場の人間と意思を決定する
人間との距離がありすぎる」


「私がやらねばこのまま
日本がだめになってしまう」
本文より抜粋



読んでいて、ホントに日本のことを思い、正義感のある人だと思った。
でも、そんな彼も1人の人間。映像を流出するにはたくさんの悩みがあった。
家族、職場の仲間や上司に迷惑がかかるのは避けられないから。

それでも、一般の人たちには知られていない事実を伝えるために、
自分が犠牲になってでも、不透明な政府の現状を打破しようと行動を起こした彼。
僕は素晴らしい勇気だと思う。

当然彼の起こしたことには賛否両論。
組織の中で働く人にとって(これは一般企業も同じ)、
たとえ自分が納得できないことでも、
組織の決定事項やルールには従わなくてはいけない。それを彼は破ったのだから。

この本には、一般の人があまり知らない日本と海外との関係も説明してくれていて
そのバックグランドを踏まえて、今回の事件のことが書かれている

その中で、どんな思いで彼がこの行動に出たか心情を赤裸々に語ってくれている。

読み終わった感想。
彼の行動が正しかったかどうかという議論より、
僕らがもっと政治や自治問題に関心を持つことが先と強く感じた。

*Today's English*

He made the truth public. (彼は真実を公表した)

あなたの政治・自治問題への関心度は?